履歴書の書き方 ~採用担当者の視点について~

履歴書の書き方 ~採用担当者の視点について~

前回の①では履歴書の形式等について記載しましたが、今回は具体的な履歴書の内容について考察していきます。基本的なポイントを押さえてよい履歴書に仕上げていきましょう。

書き方の質問と考察

履歴書の作成においてはある程度の決まりがあるため、比較的作成が職務経歴書と比較して簡単です。しかしながらしっかりと意図を持った履歴書かどうかについては直ぐに判別が出来ますので、今回の考察を参考に履歴書を見直してみていただければと思います。

そもそもしっかりと読まれていないかもしれない

書類は面接官が「しっかり読まれている」という前提で作成されていますが、状況によっては初見の対応のケースもあります。面接官が企業の社長であり、フィーリングやコミュニケーションを重視する方に多いです。人事担当者は書類選考をするためしっかりと書類に目を通しますが、逆に人事担当者が優秀であればあるほど社長は書類ではなくインスピレーションを重視される場合があります。そのため面接時に履歴書を見ながら質問事項が展開されているケースがあることを先ずは認識して下さい。

学歴はどこから?

初めてその書類を見た方から質問があるとしましょう。学歴の記載にルールはありませんが、「高校は地元である」という解釈が一般的です。そのため高校と大学の地域が違うこと以上に中学校と高校の地元が違う際は触れられやすいです。ここでは初めて書類を見たい人がきっかけとしているケースを想定いただきたいのですが、話のきっかけとして触れて貰うイメージを持って学歴を記載する際には中学校から書いた方が良いでしょう。

履歴書の左半分で質問するとしたら?

前述の学歴にも関わる部分ですが、履歴書の左半分で触れられる可能性のある要素をピックアップしていくと数はあまり多くありません。一例としては

  • 珍しい名前や苗字ですね(地縁のある地域の話題へ)
  • 地元はどちらですか?(地縁のある地域の話題へ)
  • なぜ○○大学へ?(論理性の確認)
  • なぜ○○社へ?(論理性の確認)

といった部分が中心です。初めて書類を見た人が話題を見つけるために触れてくる可能性があるというゴールから逆算をして、意図を持った書類の作成を心掛けましょう。聞かれるポイントはある程度絞ることが出来ます。

履歴書の右半分に興味を持ってもらいたい

履歴書の右側には通勤経路や家族構成、資格や志望動機、趣味、特技等が記載されています。左側と比較して質問のポイントが広範囲になることが想定されますが、その中で資格や趣味、特技といった点を意識している方は少ないように感じます。
資格の取得について「意欲的」と判断する方は資格を取得した意図や目標といった部分に注目されて質問されます。そこで「会社に命じられて」「何となく」といった回答は先方の期待値があった分印象が良くありません。記載した資格の取得意図や、苦労した点などについてはある程度まとめておくことが必要です。盲点になりやすいので注意して下さい。
趣味や特技についても選考者の人間性の把握を目的として触れるケースが目立ちます。面接官と同じ趣味を持つことを共有できる可能性についても考えられます。仕事のストレス発散や気分転換が上手に出来るかといった観点で趣味を確認するケースもございますので、自分自身の趣味や性向については無理のない範囲で記載されることをおススメしています。

最後に

書類選考は面接の前に行われますので「会ってみたい」と感じてもらうことが最も大切です。相手の興味を引くことの出来る履歴書に仕上がっているかどうかをチェックして下さい。面接官の興味を引くことが出来るかどうかについて、ご相談があれば遠慮なく当社まで。

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