面接のポイント④ ~自己紹介~
書類選考を通過し、面接に向かう方にご覧になって頂きたい記載を数回シリーズ化して掲載します。今回のテーマは自己紹介です。面接は自己紹介から始まることが多いため、自分の価値を簡潔に伝えられる様に準備して臨みましょう。
重視される自己紹介
一次面接は採用担当者とのファーストコンタクトです。自己紹介は最初に依頼されることが多いので、おおよその第一印象が決まると言っても過言ではありません。ある程度の型はありますが自由度も高いため、自分のペースで良い印象を与えるチャンスも十分にありますがその逆も然りです。話す内容一つで相手に与えるイメージを大きく左右してしまうため、面接の合否に直結しやすいと言えます。
そもそも自己紹介とは?
初対面の相手に自分を知ってもらうことが「自己紹介」です。中途採用の面接で自己紹介を求められたら氏名や簡単な職歴、専門分野などの基本情報を伝えます。理想としては因果関係や相手の関心を引きそうなポイントをしっかりと押さえ、相手方の質問へ繋げる事が理想的です。
自己紹介の基本的な内容
先ずは面接官へのあいさつを必ず冒頭に入れましょう。自己紹介の初めに「本日はお時間をいただきありがとうございます」、終わりに「本日はよろしくお願いします」と付け加えましょう。相手に伝える内容は氏名、前職または現職の企業名、仕事内容、趣味・特技、簡単な自己PRなどが基本です。自己紹介だけで10~20分時間を使ってしまう方もいますが、印象はあまり良くありません。簡潔にまとめるという能力も面接されていますので、短時間で自己紹介を出来るように準備しましょう。
自己紹介にかける時間は、特に面接官から指示がない場合は3分程度が目安です。自己紹介ではその人の対応力や適応力を見るために「1分間で自己紹介をしてください」などと時間制限が設けられることもあるので1分間・2分間・3分間と時間ごとに自己紹介のパターンを準備しておくと良いかもしれません。
良い印象を残す自己紹介のポイント
職歴
経歴や職歴を話すときはどのような部署やポジションにいて、どのような役割を担ってきたかを簡潔に伝えることが大切です。具体的な数値や実績を伝えることで面接官が職場環境や仕事ぶりをイメージしやすいように工夫しましょう。
アピールしたいポイントを一つ
中途採用に関しては仕事上での経験があるため、自分の強みを活かした実績や経験を端的に話すことが効果的です。一方でこの部分をPRしたいがために話が長くなってしまう傾向が強いので、長くなりすぎないよう自己紹介では概要を述べる程度に留めて詳細は面接の中で展開させましょう。冒頭の自己紹介でしっかりとしたPRが出来れば面接官はその点について具体的に掘り下げた質問をしやすくなりますので、選考者のスキルや入社後に働くイメージをしやすいというメリットもあります。
最後に
自己紹介を求められるケースにおいて自分自身をいかに簡潔に伝え、好印象を与えられるかがその後の面接を左右します。自己紹介をする際は面接官に質問されたい内容や関心をもってほしい点を意識的に含みつつ話しましょう。最初のうちは難しいかもしれませんが、練習を重ねていくうちに少しずつできるようになりますので、エージェントにも相談しつつ進めていきましょう。