会社の社風を知る
転職において社風を知ることは転職希望者の方が必要としている重要なポイントであると存じます。会社のHPをチェックする、口コミを確認するといった手法が一般的ですが、人材エージェントを活用することで一歩踏み込んだ情報を獲得することが出来ます。どういうことなのか?について考察していきます。
企業選びにおいて社風が重要な理由
転職理由として社風が合わないことを挙げられる方は多くいらっしゃいます。社風とはどの業界のどの部署に転職しても仕事をする以上関わってくるポイントであるため、「社風が自分に合っているかどうか」は中長期的に就業していくために重要な要素であり、企業選びでも重視されています。
一方で理想の社風は人それぞれであり、同じ業界でも社風は異なります。先ずは自分が転職先にどんな社風を求めるのか整理し、応募先企業の社風をチェックしていきましょう。
個人で社風の情報を獲得するためには
  1. 求人広告
  2. 会社のHP
  3. 会社のTwitterやFacebookなどのSNS
  4. 会社の評判や口コミ情報

個人で情報を取得する事が出来るのは主に上記の4つが中心ではないかと思います。インターネット上には会社の評判や口コミなどさまざま情報が書き込まれていますが、匿名で書き込まれる情報がほとんどであり信用できないことも多いです。悪い情報についても主に退職者が記載していることが多いので、一概に社風が悪いとは限らないこともございます。あくまでも参考程度に考えた方が良いかもしれません。
エージェントが社風を把握するためには
会社のネガティブな部分を事前情報として確認
企業は会社のネガティブな情報についてはあまり開示したくないということが本音です。一方でエージェントがその情報を獲得してくるのは企業との信頼関係の構築の結果だけでなく、採用決定者の離職を避けるために必要な要因であることを共有することによります。企業は短期間での離職を望んでいません。採用を行ないたいという気持ち以上に、採用した方には活躍を頂きたいという気持ちを持っています。社風としてネガティブに移る情報も、企業に必要性をしっかりと共有することによって開示頂けることが大半です。
退職者の傾向を確認
過去の退職者の傾向についても社風に反映されていることがあります。社風が自由(過ぎる)ことで一定のルールが無いことが弊害になっていることや、ルーティーンが多すぎて逆に自由が効かないことで退職者が出ているといった情報については社風によって導き出されているケースが多いです。そのため事前情報としてしっかりと確認を進めているポイントになります。
意思決定者の性向を確認
意思決定者がオーナーであった際には社風にオーナーの考えが反映されていることが大半です。特に営業系出身であったか、管理系出身であったか、技術系出身であったかといった背景は社風に反映されることが多いです。面談を重ねることによっておおよそのイメージは情報として掴むことができます。
最後に
会社の社風を知るためには個人での情報収集には限界が生じることが予想されます。特にネガティブな情報については開示されることが少ないため情報収集には苦慮されると思います。各人材エージェントが把握している情報には差異がありますので、幾つかのエージェントを活用して情報収集に勤めることも一つの手段です。