面接のポイント① ~第一印象とビジネスマナー~
書類選考を通過し、面接に向かう方にご覧になって頂きたい記載を数回シリーズ化して掲載します。一次面接では履歴書や職務経歴書に記載された内容を確認されるだけでなく、ビジネスマナーなど社会人としての基本事項が身に付いているかどうかについても重要なポイントです。面接官より直接お聞きした内容を中心に記載しますので、しっかりと対策をしていきましょう。
一次面接は「基本事項」が中心
社長が最初に登場する面接もございますが、一次面接の面接官は主に人事部の採用担当者や配属予定部署の部長などが一般的です。その際は深く掘り下げた質問よりかは履歴書や職務経歴書に書かれている内容の確認や転職理由、今後のキャリアプランといった基本事項について聴かれることが多いです。
その中で先ず重視されるのは「社会人として備えておいてほしい振舞いやスキル」です。判断は各担当者によって異なりますが、挨拶や言葉遣いの他に髪型や服装などの身だしなみ、意欲やコミュニケーションといった一般的な部分が水準に達していなければいけません。
多くの人事担当者が支持するのは「会話のキャッチボールがスムーズなこと」です。一方的に話をするのではないことや面接官の発言を遮るような言動は避けつつ、自然に次の質問へとつながるような会話を展開していくことが大切です。
第一印象を良くしよう
一次面接を通過するには、見た目が与える第一印象も重要なポイントです。短時間の中では第一印象を覆すことは容易ではありません。ポイントを絞りましたので改善して行きましょう。
身だしなみ
シワのあるスーツや伸びた髪型はどうしても印象が良くありません。清潔感を意識し、身だしなみを整えたうえで面接に臨みましょう。新卒者のようにリクルートスーツを着るべきといったことは無く、高級なスーツを買う必要もあるわけではありません。応募する業種や職種に合ったスーツやジャケットを着用し、アイロン等の手入れをしっかり行ないましょう。
挨拶や言葉遣い
面接において最初と最後の発言は印象に残ります。明るくハキハキとした受け答えは前向きで積極的な印象を与えられます。面接会場に入室する際の「失礼します」「よろしくお願いします」などの挨拶も元気よく行いましょう。
また、言葉遣いが悪いと面接官に良くない印象を与えてしまいます。カウンセリングを行なった際に言葉遣いについてアドバイスすることもありますが、話し方には日常生活から気をつける必要があります。一次面接では回答の内容以上に言葉遣いが重視されているケースもあるため注意しましょう。
笑顔や雰囲気
応募者が自社の社員とうまくやっていけるかどうかといった点も注視しています。笑顔を心掛けることや話しやすい雰囲気を作れるかどうかについても注力しましょう。先ずは口角を上げて自然な笑顔を意識して、面接官とのやりとりでは明るい表情にて対応しましょう。
最後に
中途採用での一次面接は社会人としてのビジネスマナーやスキルが身に付いている前提であり、その確認の場でもあります。職務経歴や志望動機をしっかり仕上げても基本事項ができていなければ不合格になる可能性が高くなります。日常生活から意識を持ち、基本事項をしっかりと押さえて一次面接に臨みましょう。
ビジネスマナーや身だしなみは自分でチェックすることはもちろん、第三者に確認してもらうのも効果的です。 人材エージェントの視点としてアドバイスをさせて頂きますので、お気軽にご相談下さい。